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2014年に北海道旭川市で宿レトロハウス銀座旭川という簡易宿所をつくり、その後2020年に用途変更し、東京都杉並区の下高井戸に電気神殿メタコイノンという宗教施設を設立した。精神と建築と宗教の3つのテーマの中心を目指している。前者は主にコミュニティ空間としての水平方向を意識していたが、後者は目に見えないものへの接触という垂直方向であった。この神殿は、「電気教」という宗教が元になっている。「電気教」は、もうすでに電気を使っている人は皆入信している宗教であるため、勧誘はしていない。世界の中で自己を見い出す方法として、電気や電波を用いた方法が一般的になりつつある。それは、スマートフォンで他者とコミュニケーションをとり、インターネットで社会的な情報を得ていることからもわかる。もう電気や電波なしでは生きていけない。電気への信仰が良いとも悪いとも思っていないが、今実際に電気を日常生活の中で意識せずに、当たり前のように利用している。私は、毎年お正月に変電所で初詣をするようになった。あと100年もすれば、大部分の人が神社ではなく、変電所や発電所に行き、手を合わせるのか、スマホをかざすのか。機械人間である私たちはどのような存在として、死へ向かって生きていくのだろう。
「メタコイノンとは、自己と他者、主観と客観の両方が分かれる以前の場所」(クローンフェルト)のことです。
電気神殿メタコイノン 管理人
電気神殿メタコイノンとは
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