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ダーウィンの平な土 〜אוּרִיאֵל‎ 会を終えて〜


育ててきた土に緑ができてきた。


これはなぜか。そういう真理追求みたいな思考は、ここでやっても仕方がないと思う。それよりは可能性の数をどれだけ挙げられるかの方が、ずっと楽しい気がする。


捕まえた50匹のミミズが土を整えてくれたからか、ミミズの餌として散乱させた卵、リンゴ、キャベツ、メロンの皮、噴射コーラのおかげか、太陽と月の照らし出す光のおかげか、鳥や風が種を運んできたからか、神殿の魔術的特性が実ったのか、可能性は無限なのかもしれない。


緑ができる土はそもそも清らかな土と言えるのか。こういうときに野菜や果物が作れる土がいい土だとか、煉瓦として性能が高い土がいい土だとか、色々とあると思う。しかし個人的にはより自然な土というものにしたい。自然というのは、山、川、海というものだけでなくて、人間、機械、都市を含めた自然であり、それらを考慮したとき、どんな土になっていくのか。どうにでもなるのだろうか。


神殿に来たミミズたちは、農作物のための土を作るためではなく、この自然な世界である土を作るために働いてもらっている。創世記を覆したダーウィンの進化論を超えるミミズの新たな可能性を秘めた実践に乞うご期待なのか、もう諦めた方がいいのか、時間はたくさんあるので気長に待ってみたい。

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